- 投稿 2017/12/27 更新
- セミリタイア関連 - 社会保障(年金・国民健康保険)
医療保険の保険金のうち保険金の支払いと経費を除いた保険会社の取り分は約5割らしいです。宝くじの控除率が55%だから医療保険と宝くじは損する度合いでは良い勝負です。宝くじは夢を買い保険は安心を買うと言えば綺麗でしょうか。ぼったくり杉だと思うけど。
— ひとり配当金生活-さいもん (@hitori_haitou) 2017年12月26日
↓先日こういう記事を書いたので、
関連記事:セミリタイア後は国民年金と国民健康保険に加入すれば民間の保険に入る必要は無い
セミリタイア後に民間の医療保険に入る必要は無いという事をもう少し理詰めで考えていきます。理詰めと言っても、理屈は簡単です。
一般的に一番気になる医療保険と言えば「がん保険」だと思います。
なぜなら日本人の2人に一人はがんになると言われていて、普段から保健会社の宣伝などで煽ってくるからです。まあこれだけ平均寿命が延びれば寿命が近づくとがんにもなります。平均寿命の短い昔の人はがんになる前に死んでいたから。
私は投資家というかギャンブラー気質なので、どうしても期待値で考えてしまうのですが……
冒頭のツイートの通り、医療保険の保険会社の取り分は5割くらいあります。ものによってはもっと高い。
がんになる確率が2分の一で、保険会社の取り分(競馬などのギャンブルで言う控除率、テラ銭)が5割とすると、これはどういう事か。
つまり期待値としては、がんになったらめでたく?払った保険料と同じくらいの払い戻しがあり、がんにならなかったらもちろんゼロな見込みになるという事です。
……これならやはり、保険料分を堅実に貯金でもしておいた方がマシではないでしょうか。
もちろん保険はギャンブルと非常に似てますが厳密に言うと違うものでしょうし、存在価値はあると思いますが、結論としてはこの期待値では不要としか言えません。私の見解が不謹慎というより、保険会社のぼったくりの方が酷いというべきでしょう。
日本は公的な医療保険制度が整っているので、冷静に考えれば民間の医療保険は必要性が薄いはずです。ましてこれだけ保険料が割高だと保険会社の戦略としてはがんの恐怖を煽るしかないのでしょう。もっと保険料を下げる余地はあるはずです。