資産運用の世界ではいたずらに高利回りを追求した結果、危険な投資に手を出して失敗する人が出てくるのは定番であります。

セミリタイアの場合でも常識的な当たり前の利回りでは満足できず、失敗するケースがあるようです。

ありがちなのは新興国通貨のFXで円との金利差を受け取るスワップポイント生活、近年ではソーシャルレンディングに投資するSL分配金生活などでしょうか。

最近は下火になってきたようですが、投資信託の毎月分配金生活もありますね。

表面的な利回りは高いけど、リスクを考慮していないので何かあった時には画餅、絵に描いたモチと化す投資計画です。

FXもソーシャルレンディングもそれ自体は別に問題のある投資ではありませんが、セミリタイア生活の軸として全力に近い投資を行うとすればこれは大問題です。長生きは出来ないでしょう。


セミリタイア後の投資の心理として、高利回りを追求するのは何故でしょうか。

ひとつには給与収入に代わる定期的な収入として、高利回りの金融商品が必要、という事でしょう。

数億円以上の資産があれば高利回りは必要ないかもしれませんが、多くの人はそこまでの資産は無いので少しでも高い利回りを求めます。

そしてセミリタイア後の投資ということで、投資元本を自分の投資判断によって失う事があってはならない、その為に出来れば確定利回りで売買の必要が無いものが望ましいのでしょう。

この条件に合うのは国債ですが、皆さんご存知の通り国債の利回りはゼロに近いので、それに似たような金融商品を求めます。

もちろん、確定利回りで定期的にお金が入って来て売買の必要が無い、という表面的な条件が似てるだけで、前提条件が無茶な事もあって中身は全然違う金融商品になるでしょう。

求めている理想の金融商品は国債なのに、実際やっているのはFXのスワップポイント生活、ソーシャルレンディング分配金生活、毎月分配投資信託生活になってしまっているとしたら、タチの悪い冗談みたいですね。


平均より高い利回りを求めるなら、平均より高いリスクを引き受ける必要があります。

リスクを引き受けるなら慎重な検討の結果、十分な勝算を持って何もかも承知のうえで引き受けるべきで、目をつぶって中身もよく分かっていない高利回り金融商品に突っ込むような真似はしないほうがいいでしょう。

もし低リスクを望むなら低利回りで十分なだけの多めの資金を用意する事です。もし資金も用意できないなら支出の方を減らして必要な収入を減らせばよろしい。


当たり前の事しか言ってないと思いますが、少ない資金で多くの不労収入が欲しい、その為に高利回りを追求したいという少々無茶な心理は分からなくもないです。

ただそれは無理な話なので、どうせ少々無茶をするなら資金を増やす方か支出を減らす方に頭を使った方がいいですね。

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