- 投稿 2018/10/22 更新
- 配当金生活 - 配当・株主優待
配当金生活では高配当株を積極的に買っていきます。
高配当株に投資する事じたいはそれほど難しい話ではありません。
しかしおそらく、配当利回りの高い銘柄を単純に上から順に買っていけば、投資成績は酷いものになるでしょう。
高配当株ランキングに入ってくるような、人目につくような高配当には理由があるからです。
初心者向けに、高配当になりやすい条件を箇条書きしていきます。
・株価の急落
株価が急落して結果として高配当となるパターンです。
株価が急落しているという事は何らかの悪材料が出ています。
いや、分かりやすい悪材料が出ていていればまだマシな方で、理由が分からないのに株価が下がっていることもあります。こういう時は株価が下がりきってから悪材料が表に出てくるでしょう。
「悪材料出尽くし」でその時は逆に株価が上がり始めるかもしれないので、それまで近づかない方が良いかもしれません。
株価が下がってる時に悪材料が一時的なものと確信でき、人にも説明できれば買っても良いでしょう。
自分の心は騙せても、他人を説得するには理詰めで筋が通ってなければなりません。こう考えれば訳の分からない理由で危険な株を買ってしまう事は避けられます。
・特別配当、記念配当、特殊な増配
特別配当や記念配当で一時的に配当利回りが急上昇する事があります。
これは確認すればすぐ分かることなので確認しましょう。特配や記念配が終われば高配当株では無くなり、株価も下がるでしょうから通常は新規には買いません。
特殊な増配とは、何らかの思惑、例えば買収防衛策や株主総会対策で一時的に配当を増やす事です。
比較的最近の例だと、世間を騒がせた大塚家具(8186)の増配があります。
目的がはっきりしてるので、用が済めば元の配当に戻ります。これも通常は買うべきではありません。
・業績連動型配当で、業績好調の時
そのままです。業績が悪化すると減配するので、たまたま業績好調で高配当になっている銘柄は危険です。
・減配が確実視されている時
来期の減配が確実視されている時は誰も買わないので、見かけ上は飛びぬけて高配当になります。
誰も買わないのに初心者のうっかりさんが買ってしまうことがあります。これもちゃんと確認しましょう。
このように、飛びぬけて高配当の株は必ずなんらかの理由があります。
その理由を可能な限り把握し、それでもあえて買うべき理由を説明できる場合しか買ってはいけません。
高配当株投資は一種の逆張り投資なので、確たる根拠もなく逆張りを行えば、単なるひねくれもののヘタクソ投資家となってしまいます。