- 投稿 2018/11/22 更新
- 資産運用関連 - 投機論
ちょっと刺激的なタイトルですが、これは当たってると思います。
株式投資で人生を持ち崩すのは何も失敗した人だけではなくて、成功者と言われている人にもありうる話です。
大金が動く株式投資で得られる刺激に比べたら、市井の合法ギャンブル、パチンコや競馬のギャンブル性などかわいいものです。
信用取引まで使うと最大で資金の3倍までの取引ができるので、普通のサラリーマンでもちょっとカネを集めて転がせばあっというまに数千万円の金額を動かすようになります。
サラリーマンの日常の金銭感覚とはかけ離れた金額です。
この刺激に脳が焼かれてしまうのです。
私も一時期は間違いなくギャンブル依存症だったと思います。今でもそのケはあると思いますが…
ギャンブル依存症の怖い所は勝っても負けてもギャンブルをやめられない事です。
強いギャンブラーは勝ってる時にパッとやめる事ができますが、それでも依存症になってしまうとギャンブル自体から足を洗う事はできません。
だから株式投資で成功した人でも、いつでも大損して敗退する可能性は残っています。
長年株式投資を続けると、だんだん刺激に慣れてきて依存症から脱したような状態になるかもしれませんが、私はこの状態を自分でも疑っています。
過去にいったん焼かれた脳ミソにどこでスイッチが入るか分かったものではありません。
病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)、という表現がありますが、こういう重篤な株式投資依存症患者になってしまって、完治が難しい人はもう一生この病気とうまく付き合っていくしかありません。
対症療法としては、例えば信用維持率はかなり低めの200%を割らないようにする(依存症なので信用口座を閉じるという選択肢は無い)とか、ある程度利益が出たら出金して消費するなどの方法があります。
特に出金して消費するのはおすすめです。
株式投資のブログなどを読んでいると資金効率の話ばかりで、税金を払いたくないから利益を確定しないという、どんだけ欲ボケなんだよ、という人までいます。
そこをあえて利益確定して、税金を払って国と自治体の財政に貢献して、自分の趣味なり何なりに使った方がいいでしょう。
どうせ依存症患者の利益はそのうち吹っ飛ぶ運命にあるのですから、その方が有意義です。
株を買う以外にお金の使い道が無いという、本当の重症患者になる前にそうした方がいいだろうと思います。