証券会社や投資雑誌は主に初心者や高齢者向けに定期的に特集を組んで高配当株投資を薦めます。

株主優待と並んで、高配当株は初心者や定期収入が欲しい高齢者のウケが良いからです。

株主になるからにはまずは(優待や)配当金が欲しいというのが率直な所のようです。


ひと昔前は売らんかなの精神で酷い推奨もあったと記憶していますが、最近は投資メディアも結構良心的になってきた気がします。

「こんな高配当株は買ってはいけない」といった比較的良心的な特集を見かける事も増えてきました。

ただしその内容はあくまで最低限の一般論的なものです。

「タコ足配当は避けよ」
「過去の配当実績を調べろ」

せいぜいこのぐらいです。本当の意味での「こんな高配当株は買ってはいけない」という特集を証券会社や投資雑誌が組む事は絶対に無いでしょう。

理由はこれらのメディアは株を買う人がいてナンボの商売だからです。商売である以上、あれは駄目、これは駄目で買う株がありません、なんて記事を作成する事はありえません。


「高配当株特集」を組むという事は、「高配当」をテーマとしたテーマ株投資を奨めているのと同じです。

「仮想通貨関連銘柄」「バイオ関連銘柄」「ゲーム関連銘柄」といったくくりのテーマを取り上げて銘柄を並べて、その中にはとても危険な銘柄も混じっている、「高配当関連銘柄」もテーマのひとつに過ぎないので同じ事です。


例えば高配当株がブームになったとします。

配当利回りの高い株は出遅れている株とも言えますから、こういった出遅れ株を買っておいたら次々と値上がりしだした、まだ上がってない高配当株を探せ!みたいなブームを想定します。

しかしこういったテーマ株投資は、本来の高配当株投資とは何の関係もありませんよね。ただ配当利回りが高い株を買っておけばそのうち値上がりするだろう、という根拠のない熱狂に過ぎないわけです。

そうしてピックアップされた高配当株の中には、とても危険な銘柄が紛れ込んでいます。おざなりなチェックを通過しただけのリストなのだから当然です。


高配当株投資は配当に対して株価が低い銘柄を買う一種の逆張り投資なので、安易にやるものではありません。

投資家のレベルにもよりますが自分の思い込みよりも大抵の場合は株価の方が正しいのです。

そこをあえて配当利回りが高い株を買う以上は、他人のいい加減な推奨を真に受けてはいけません。

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