1 欲しくない銘柄も含まれている
2 パフォーマンスが平凡(というか指数そのもの)
3 信託報酬がかかる
などがあります。
もちろんこれらの短所は長所と裏返しなわけですが、ではある種の日本株高配当株ファンドはどうかというと、1と2はそのままで、3のコストがまた高くなっています。
ただでさえ低めの日本株の配当利回りが高めの信託報酬で削られるので、さらに魅力のない商品になってます。
米国でも事情はあまりかわりませんが、その米国で編み出された古典的投資戦略がダウの犬投資法です。
やり方はダウ平均採用30銘柄のうち、配当利回りの高い銘柄を上から順に10銘柄均等に買うこと。たったこれだけ。1年経ったらまた同じ基準で銘柄入れ替えです。
これで擬似的な高配当株ファンドが作れます。売買は年一回だけなので、コストは非常に低くなります。その上、統計的にはダウ平均を上回るパフォーマンスが得られることになってます。日本株でやる場合はトピックスコア30か何かで代用すれば良いでしょう。
このやり方の優れた所は、株式投資のセオリーを自然に含んでいることです。
まず銘柄をダウ採用銘柄に限るということは、銘柄の選別が最初に済んでいることを意味します。まず倒産が考えられない30銘柄です。
また配当が高いということは相対的に株価位置が低いということで、優良株ならば株価が反発する可能性が高いです。一種の逆張り投資です。
そしてコストが低い。
しかも機械的に、初心者でも誰でもできます。
どうでしょうか?
もちろん上級者が実際にやる場合はアレンジを加えるでしょうが、全くの初心者ならば自分の判断を入れずに機械的にやった方がうまくいく可能性は高いと思われます。
最小の労力でインデックスのパフォーマンスを上回るために考えだされた、非常に合理的な戦略です。
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