カテゴリー:時事・相場
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農林中央金庫(ウィキ)

「農林中金いらない」小泉進次郎の「農林中金不要論」の真意

>「農林中金の貸し出し残高のうち農業に回っているのは0.1%。だとしたら要らない」
>小泉進次郎・自民党農林部会長が1月13日、茨城県内の農業関連の施設を視察した際に放ったこの一言が、波紋を呼んでいる。この指摘は、父親譲りとも言うべきか、単純明快に今の日本の農業の課題を言い当てていると感じる

農業関係者と金融関係者以外はほとんど一般国民の関心が無いと思われる巨大金融機関が農林中央金庫です。日本最大のヘッジファンドとして投資家にもおなじみでしょう。これぐらい関係者と一般人で認識の違う機関も珍しいと思います。

で、農林中金はJAバンクが集める80兆(!)の預金を運用してします。この運用資金を農業に融資するのが本来の仕事ですが、実際に農業に回っているのはこのうちのわずか0.1%、だから農林中金はいらない、というのが進次郎議員の主張です。まあもっともな話です。

やる気のある農家は農協を当てにせず地元の銀行や信金から融資を受けているそうです。

農林中金はバブル崩壊後の住専問題や2008年のサブプライム問題で大穴を空けたことがあり、いずれも政府によって救済されています。昨年から続いているチャイナショックも心配ですが、本業の農業融資を疎かにしてウォール街での派手なディーリングばっかりやっている農林中金の体質が変わっていないとしたら、確かにいらない組織ですね。

JAバンクの貯金は郵貯やメガバンクの預貯金より利率がいいので一部で有名です。たとえばこんなのです→相互リンク先の1億円を貯めてみよう!さんのページ:高利の定期貯金!JA草津市 常盤支店新築オープン記念 特別貯金取扱中(3月31日まで)

利用するには組合員になる必要がありますが、農業関係者以外も出資して准組合員になることで利用できます。

こうやって集まった預金がどうやって運用されているのかは、確かに国民はもっと関心を持った方がいいですね。
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ギリシャ危機は2009年10月、ギリシャにおける政権交代に端を発します。成立した社会主義政権が旧政権が行ってきた財政赤字の隠蔽を暴露したのです。粉飾です。飛ばしです。オリンパス(7733)です。

そのためギリシャ危機を考えるには、この粉飾劇の時期(2001年)までさかのぼる必要があります。

ギリシャはどうしても統一通貨ユーロに加盟したかったのですが、加盟するには厳しい財政基準をクリアする必要がありました。どのぐらい厳しいかというと、本当に厳密に適用すると一部の国しかクリアできないほどです。現在の加盟国のほとんどが手心を加えられています。

この問題解決に手を貸したのが、アメリカの投資銀行ゴールドマンサックスです。
一番わかりやすい解説はこれでしょうか→そもそもなぜギリシャはユーロに加盟できたのか?

ゴールドマンサックスは手数料とCDS(空売り)でぼろ儲けします。一国の財政の表から裏まで、もっといえばユーロシステムの脆弱性まで把握して行うディールですから、言うなれば究極のいかさまインサイダー取引です。汚いですね。

2001年から2015年までギリシャはゴールドマンサックスの打ち出の小づちだったと言えます。リーマンショックは危ない所でしたが、各国の中央銀行が必死に財政出動したおかげてゴールドマンサックスの利益も守られました。その結果ギリシャの借金は、ギリシャ人のふところに入るわけでもないのに、どんどん増えていきます。

今回のギリシャ危機の報道でも、ギリシャに厳しい日本や欧州の報道に比べてアメリカのメディア、特にウォールストリートジャーナルが妙にドイツに批判的なのはこういう裏があります。

ところでギリシャが財務を誤魔化していた時期、ゴールドマンサックスの副会長を務めていた人物をご存じでしょうか。マリオ・ドラギという人です。そうです、ECB(欧州中央銀行)の現総裁です。ギリシャの手の内は欧州側にもバレバレだったのです。

手の内をオープンにして麻雀を打っているようなギリシャが全面降伏に追い込まれたのは当然でしょう。逆転(?)するには麻雀卓をひっくり返すしか方法はありません(ユーロ離脱)。

もちろん大元の原因は粉飾にあります。しかしユーロ加入条件が非常に厳しく、その後有名無実化したことを考えると加入の是非はともかく、諸悪の根源は当時の政権の放漫経営でしょう。それは弁護できません。

しかしギリシャから最後の一滴まで搾り取ろうとするアメリカやドイツといった大国の資本には義憤を禁じ得えません。この大国の乾いた論理に比べたら、「借りたものは返さない方が悪いよね」といった日本の庶民の素朴な感想など、かわいいものです。

せめて直接的な利害関係の無い人は、かわいそうなギリシャ人に同情してやってください。
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