カテゴリー:投資本

Amazonの電子書籍kindleの読み放題サービスである、Kindle Unlimited(アンリミテッド)でおすすめな投資本の紹介です。

投資本って数千円はする高い本が多いので読み放題はお得だと思います。





マーケットの魔術師


投資・投機界のレジェンドのインタビュー集。

日本では馴染みが薄いトレーダーの話が多いけどオニールやジムロジャーズのように日本で有名な人のインタビューもあります。

Amazonのレビューだと誰のインタビューが載っているか全員は分からないので列記しておきます。

マイケル・マーカス、ブルース・コフナー、リチャード・デニス、ポール・チューダー・ジョーンズ、ゲーリー・ビールフェルド、エド・スィコータ、ラリー・ハイト、マイケル・スタインハルト、ウィリアム・オニール、デビット・ライアン、マーティ・シュワルツ、ジム・ロジャーズ、マーク・ワインスタイン、ブライアン・ゲルバー、トム・ボールドウィン、トニー・サリバ、バン・K・タープ

読んですぐに役に立つような本ではないけど、この世界のレジェンド達のインタビュー集なので、読んでいるとテンションが上がって自分も大金持ちになれるような気になります(笑)

投資・投機で大金持ちを目指すような人はたいてい読んでいる本なので教養として読んでおくことをおすすめすします。それほどテンションの高くない人は別に読まなくてもいいです。



テンプルトン卿の流儀 (ウィザードブックシリーズ)



割安株投資で有名なテンプルトンの考えがだいたい一冊で分かる本。

「強気相場は悲観の中に生まれ~」の有名な格言もテンプルトンのものですね。

アメリカ人投資家はアメリカ一辺倒の人が多いがテンプルトンは日本などアメリカ以外の国に分散投資して成功している。

自分の頭で考えて投資するのが好きな人なら読んでおいて損はないです。

そういう人なら滅茶苦茶面白いはず。



ゾーン ― 相場心理学入門


これも有名な本。

まったくの初心者にはピンと来ない話ですが、少しでも経験のある人なら相場における心理面の比重の重さは言うまでもないでしょう。

ある程度経験のある人向け。

トレーダーを志すなら相場の知識や技術だけではまだ足りなくて、最後はメンタルの話になる。まあ相場だけじゃなくてスポーツでも何でも勝負事はそうかもしれませんが。





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就職氷河期世代の話を書こうと考えていたら、1990年代後半の世紀末的世相が思い出されてきました。この時代をよく憶えていないか、知らない若い人や、忘れてしまった古い人に、雰囲気を知ってもらうのにどうしたらよいか考えると私の好きな小説が思い浮かびます。「波のうえの魔術師」(石田衣良)です。

なんせ、出だしからこうです↓

さあ取引を開始しよう。おれの話は日本経済が破局に一番近づいた1998年、あのぼんやりとあたたかな春から始まる。

前年の1997年は不祥事や大型倒産が相次いで、もう日本オワタ、という年でした。

総会屋への利益供与で逮捕者が続出。
第一勧銀、野村證券、味の素、三菱グループ、日立グループ、東芝その他いっぱい。

倒産したのが、

東食
東海興業
多田建設
大都工業
北海道拓殖銀行
徳陽シティー銀行
三洋証券
山一證券
丸荘証券
日産生命保険
ヤオハンジャパン


この年にあおぞら銀行(8304)の前身である日本債券信用銀行(日債銀)が経営再建策を発表し、日本長期信用銀行(長銀)と共に翌年の金融危機の主役になります。このあたりは小説にも出てきます。

融資の焦げ付きと消費税増税と緊縮財政のトリプルコンボで最悪の経済状態が始まっています。1997年はアメリカのヘッジファンドの空売りに惹起されたアジア通貨危機の年でもあります。

翌年には原油価格の下落から経済をエネルギー資源に頼るロシアのルーブルが暴落して、ロシア通貨危機が起こります。このあたりも小説に出てきます。ノーベル賞学者を揃えた世界最強ヘッジファンドのLTCMも破綻。

世界中どったんばったん大騒ぎでもう株なんかやる奴は馬鹿、という状況なのですが、小説の舞台である1998年は実はバブル崩壊後の大底(その時点では。その後2000年にITバブル)でした。つまり空売り屋にとっては最後の大舞台です。


就職浪人でパチプロの主人公が、謎の老相場師に声を掛けられて大都市銀行であるまつば銀行の株価操縦に加担していく話の舞台背景は、こんな感じだったわけです。これを踏まえて読むと面白いですよ。


波のうえの魔術師 (徳間文庫)

ビッグマネー~浮世の沙汰は株しだい~ DVD-BOX


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  • 初心者向けの本は読まない



    投資本を何冊も何冊も何冊も読みあさって、



    「結局どうすればいいんだよ!誰か俺に儲かる方法を教えてくれ!」



    と叫びたくなった経験はありませんか?私はあります。





    当然そんな方法はありませんし、あったとしても教えてもらえる可能性もありません。



    星の数ほど金儲けのやり方の本があるのは、誰にでもできるやり方が存在しない事を示しています。



    そうは言っても本は読んだ方がいいです。当然です。



    そこで必要になってくるのが、読むべき投資本の選別方法、というより読んではいけない投資本の目安です。





    初心者を対象とした本は読まない



    初心者でも初心者を対象とした本を読んではいけません。

    お前は何を言っているんだ、と思うかもしれませんがこれは本当です。

    よく掲示板などで「初心者です」などと前置きする人がいますが、これはウザいだけでは無く投資の世界では無意味です。



    初心者でなんらかのハンデをもらえるのなら初心者であるメリットもありますが、当然市場参加者は手加減してくれません。

    初心者向けのマーケットなど存在しません。いつまでも無知であることはいつかカモられる事を意味します。この危険な状態を一日でも早く脱するために、初心者向けの本など読んでいる暇はありません。



    初心者には本に書かれている事の良し悪しが判断できない、という点も問題です。

    だから初心者向けの本をまず読むのでしょうが、株の世界に限ってはこれが罠で、大ウソが書いてある事がままあるのです。

    これといった正解が無い株の世界ではそういう事が起こりえます。





    最初に読むなら証券用語の用語集のような無味乾燥的なものが良いです。



    ウソが書いてないだけましです。最初はツライかもしれませんが、キャッチボールや素振りもせずに野球の試合に臨むような真似はやめましょう。



  • 投資雑誌は読まない



    投資雑誌は読んではいけません。



    いや、読んでもいいのですが、あくまで娯楽として読むべきであって、勉強するつもりで読んではいけません。



    東スポに書いてある事をフムフムとうなずきながら読んでいたらバカみたいです。そういう事です。



    当たり前ですが雑誌は売れればそれで良いので、読者の啓蒙を目的としていません。読者が儲かろうが損しようが知った事ではありません。

    1年中優待株特集とか10万円以下で買える株特集とか今買うべき株特集が組まれているのはその為です。



    雑誌記事はあくまで娯楽である理由のひとつは、記事を書く側の事情もあります。

    雑誌の原稿料は安いので、書く側としてもそれ程クオリティの高い記事を書く動機がありません。しょせん読み捨てられる記事です。

    後から単行本化される事が決まっている連載記事なら事情は別ですけど。



  • ハウツーものは読まない



    次にハウツーものです。



    「誰でもできる」とか「サルでもわかる」とか「1日10分で儲かる」とかそういうタイトルの本です。

    誰でもできるのならこの世に貧乏人はいません。



    もし投資を極めたら、この資本主義社会で一番の大金持ちになる事ができます。

    そのような技術がハウツー本で身に付くはずはありません。



    そういう意味では投資技術の難易度と金銭的価値の高さは、極端に言えば脳外科医やプロ野球選手のそれより高いのです。

    週末に気軽に取り組めるようなものではありません。



  • プロ投資家でない人が書いた本は読まない



    タレント、主婦、大学生、学者、金融関係者、作家が書いた本。



    これも基本ダメです。



    なぜならこれらの肩書きは著者本人が投資では食えていない事を意味します。

    本の内容もお察しです。



    これらの本は著者の投資家としての真の実力が最初から疑われます。

    本当に儲かっている投資家は本やブログ?を書いている暇などないのです。





    タレントや主婦、学生が書いた本が売れるのは読む側のハードルが下がるからでしょう。

    あの人でも出来るんだから私にも出来るだろう、というものです。



    このジャンルで一番有名なのは杉村太蔵の、『「バカでも資産1億円:「儲け」をつかむ技術』でしょう。



    バカでも資産1億円:「儲け」をつかむ技術



    さすがにここまでやるとあっぱれで逆に好感を持ちます(笑)




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個別株とくらべてインデックスファンドやETFを嫌う人の言い分としては、

1 欲しくない銘柄も含まれている
2 パフォーマンスが平凡(というか指数そのもの)
3 信託報酬がかかる

などがあります。
もちろんこれらの短所は長所と裏返しなわけですが、ではある種の日本株高配当株ファンドはどうかというと、1と2はそのままで、3のコストがまた高くなっています。

ただでさえ低めの日本株の配当利回りが高めの信託報酬で削られるので、さらに魅力のない商品になってます。

米国でも事情はあまりかわりませんが、その米国で編み出された古典的投資戦略がダウの犬投資法です。

やり方はダウ平均採用30銘柄のうち、配当利回りの高い銘柄を上から順に10銘柄均等に買うこと。たったこれだけ。1年経ったらまた同じ基準で銘柄入れ替えです。

これで擬似的な高配当株ファンドが作れます。売買は年一回だけなので、コストは非常に低くなります。その上、統計的にはダウ平均を上回るパフォーマンスが得られることになってます。日本株でやる場合はトピックスコア30か何かで代用すれば良いでしょう。

このやり方の優れた所は、株式投資のセオリーを自然に含んでいることです。

まず銘柄をダウ採用銘柄に限るということは、銘柄の選別が最初に済んでいることを意味します。まず倒産が考えられない30銘柄です。

また配当が高いということは相対的に株価位置が低いということで、優良株ならば株価が反発する可能性が高いです。一種の逆張り投資です。

そしてコストが低い。

しかも機械的に、初心者でも誰でもできます。

どうでしょうか?

もちろん上級者が実際にやる場合はアレンジを加えるでしょうが、全くの初心者ならば自分の判断を入れずに機械的にやった方がうまくいく可能性は高いと思われます。

最小の労力でインデックスのパフォーマンスを上回るために考えだされた、非常に合理的な戦略です。

ダウの犬投資法 ──プロにも株価指数にも勝つ「単純」戦略


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