カテゴリー:自転車・旅行等

自転車は燃料切れの心配もなく自力で長距離を移動可能で、クルマやバイクでは入れない道にも入れるので気楽な旅には便利です。駐車場の心配もいりません。

構造も単純なので機械的なトラブルはほとんどなく、交通渋滞も関係無いので確実で信頼性の高い移動手段です。

が、唯一ある程度の頻度で発生するトラブルがパンクです。こればかりはクルマやバイクよりタイヤが細くゴム部分も薄いため仕方ありません。

その為、まずは自転車旅に最低限必要な装備品がパンク修理セットと予備チューブという事になります。

 

パナレーサー 空気入れ ミニフロアポンプ 米式/英式/仏式バルブ対応 [フットステップ装備] BFP-AMAS1


空気入れは大事です。ホースのついた携帯用のミニフロアポンプが空気が入れやすく、据え置き型のフロアポンプのように地面に固定して体重を利用してポンピングできます。

ホースの無い小型軽量のハンドポンプは携帯に向きますが、空気が入れにくくあくまで日帰りのサイクリングの間に合わせと考えた方が良いです。また力が必要で規定の圧力まで入れるのに何十回とポンピングする必要があり腕がパンパンになります。

細身のロードバイクに取り付ける場合は小型軽量でデザイン性の良いカッコいいハンドポンプにしたいかもしれませんが、ツーリング用なら実用性でミニフロアポンプ一択でしょう。ちょっと大きめですが。

このパナレーサーのミニフロアポンプは息の長いベストセラーで入手しやすくおすすめです。私もずっとこれです。

パナレーサー タイヤレバー 3本セット

パナレーサー パンク修理 イージーパッチキット RK-EASY


タイヤの着脱にタイヤレバー、チューブのパンク修理にパッチセットが必要です。

パナレーサー パンク修理 タイヤレバー&パッチキット


パンク修理セットとは別に、かならず予備のチューブを最低1本は持つ事も重要です。

パンクした時はすみやかに予備チューブと交換して、穴のあいたチューブは後でパッチ修理して予備チューブに回します。路上で慌ててパッチ修理すると失敗も多いので、現場では予備チューブとサッと交換するのがスマートです。

ちなみに今年は現在まで四国遍路と北海道で合計3000㎞ほど走って、パンクは1回でした。これはかなり少ない方だと思います。タイヤ細めのロードバイクやクロスバイクだともっとパンク頻度は増えるかもしれません。

ツーリングしているとパンクして困っている人を見つける事もよくあります。そういう時にパンク修理セットを完備していると助けてあげる事もできるでしょう。

数日から数か月単位の自転車旅に使用する自転車はどんなものでしょうか。

これはどんな自転車でも可能で、値段的にも数千円から数十万円まで幅があります。

実際、四国遍路でも北海道でも、数千円のドンキのママチャリから数十万円の完全オーダーメイドの自転車まで、幅広く色んな自転車を見かけました。

皆さん自分なりに色々と工夫しています。

そうした自転車の車種を大まかに類別すると以下のような感じでしょうか。

・ママチャリ

シティサイクルと言われるもの、買い物用の前カゴがついているもの。シティサイクルでも通学用のものなどはかなり走行性能が高く荷台サイドにカバンを付けられるものもあるので、ある程度旅行に使うのも可能。ママチャリで日本一周しているツワモノも見かけました。使い捨てが可能な価格帯ですが、放置自転車はやめましょう。

・ロードバイク(ロードレーサー)

ロードレース用の競技車。軽くて速いが競技用なのでギヤ比が高く脚力は必要。のんびり走るには向いていません。荷物はほとんど積めないので、バックパックを背負う事になりさらに体力が必要になります。タイヤが細く泥除けも無いので雨中走行にも向いていません。価格は10万円前後から数十万円。

・クロスバイク

ロードバイクとマウンテンバイクの領域がクロスしているからクロスバイク。値段が手ごろなので街では一番よくみかけます。タイヤが太目のモデルにキャリアをつければ一応荷物も積めるので、通勤通学の延長でツーリングに使っている人も多いです。数万円から10数万円ぐらいの価格帯。

・ツーリング車

昔あったランドナーとかスポルティーフ、キャンピングといった古典的な車種は絶滅同然なので、趣味的なものを除けば、後述のマウンテンバイクかシクロクロスをベースにツーリング仕様にした物が各メーカーから売られています。最初からツーリング目的なら一番てっとりばやいです。価格は10万円ぐらいから。

・マウンテンバイク

山用の自転車なのでギヤ比が低く坂は上りやすい。タイヤも太く重くて基本的にスピードは出ません。競技用のものは荷物が積めませんが、フレームが頑丈なのでこれをベースに本格的なツーリング車にするのが一つのパターン。値段はピンキリですが、極端に安いものは悪路走行禁止の類似車なので注意。

・シクロクロス

簡単に言うと不整地を走る競技用のロードバイク。走れない所はかついで走る。ロードバイクと違ってタイヤが太目で泥除けやキャリアを付けられるので、これをベースにツーリング車にしたものが多いです。値段はロードバイク並み。

・ミニベロ(小径車)・折り畳み自転車

タイヤが20インチ以下の小径車。鉄道やバスと組み合わせるならツーリング用でもあり。荷物をどうするかが問題。

こんな感じなので、一番てっとりばやいのは各メーカーがツーリング車と銘打っているものを買う事ですが、ツーリング専用なので最初はちょっと大げさに感じられるかもしれません。

その場合は、ギヤ比の軽さや頑丈さを求めるならマウンテンバイク、スピードを求めるならシクロクロスを買っておいおいツーリング仕様に改造していけば良いでしょう。やはりスピードを求めるのか、北海道ではシクロクロスをベースにツーリング仕様にしたものを良く見かけました。

所有人口で言うとクロスバイクやロードバイクが一番多いのですが、細い自転車に無理めに荷物を積んでいるので、長期の旅行になるとトラブルが多くなるようです。

私自身は特殊なマウンテンバイクをツーリング仕様にしたものを使用しています。重くてスピードは出ませんが頑丈なのが取り柄で、連日走り続けてもタイヤやチェーンなどの消耗品以外は深刻なトラブルが起きた事はありません。重いから消耗も大きいとは言えますが。

ネットでの買い物は証券コード3333のサイクルベースあさひ
が総合的なネット店を持っています。後はAmazonとか、安さを求めるなら海外サイトもあります。

しかし初心者は最初は街の専門的なプロショップのお世話になった方が、結局は手間も費用も安くあがるかもしれません。

今回の北海道自転車旅で利用した、有料・無料のキャンプ場のレビューです。

・積丹町美国漁港海岸キャンプ場

無料。積丹町で唯一のセイコーマート美国店が近い。積丹のウニ丼の店巡りの拠点になりました。シャワーが無いので入浴はとなり町の古平町の温泉まで行く必要がありました。

・積丹町道営野塚野営場

無料。近隣にコンビニなし。温泉は坂の上ですが露天風呂が絶景の「岬の湯しゃこたん」があります。神威(かむい)岬の近く。ウニ丼で有名な「みさき」も近いです。

・余市町浜中モイレ海水浴場

無料。海水浴場だが一応キャンプもできます。トイレは簡易的なもの。セイコーマートが近い。入浴は市街地の「余市川温泉うちゅうの湯」。宇宙飛行士の毛利さんの実家。

・石狩市川下海浜キャンプ場

無料。芝もキレイで広い。休日は人が多い。セイコーマートも目の前。入浴は少し遠いが浜益温泉。

・留萌市小平町望洋台キャンプ場

850円。高台の上にあって眺望の良いキャンプ場。温泉はふもとにあり、上り下りが面倒なのでシャワーを利用。

・初山別村みさき台公園キャンプ場

無料。夕陽で有名なキャンプ場。道の駅と温泉が隣接。コンビニが遠い以外は文句なし。

・天塩町鏡沼海浜公園キャンプ場

500円。ライダーハウス泊まりだと200円。温泉隣接、セイコーマート近い。オロロンラインを通って稚内を目指すなら最終キャンプ地になります。

・利尻島ファミリーキャンプ場ゆーに

500円。温泉隣接。利尻山登山口への中腹にあり、街に下りればセイコーマート。温泉の敷地内に最北の名水「甘露泉水」がある。

・利尻島沓形岬公園キャンプ場

300円。夕方と早朝に管理人が直接徴収に来るスタイル。近くの温泉は「利尻ふれあい温泉」で珍しい泉質。

・礼文島緑ヶ丘公園キャンプ場

600円。サイトが少々狭いがウッドデッキを使える。シャワーが無いのが難で、港まで戻って温泉に入る必要がある。途中に礼文島唯一のセイコーマートがある。位置的に礼文林道、礼文岳へのアクセスが便利。

・礼文島九種湖畔キャンプ場

600円。最寄りのコンビニが無く商店も数少ないので漁協などで早めに買い物する必要あり。シャワーはコインシャワーでは無いので管理人がいる時しか使えない。礼文島北部の拠点。

・稚内市道立宗谷ふれあい公園キャンプ場

500円。最寄りのセイコーマートまで5㎞近くある立地が難点。実は受付で密かにビールを売ってる。サッポロ黒ラベル一択だけど。設備的には完璧で、シャワー室はキレイで無料。

・天塩郡豊富町兜沼公園キャンプ場

510円。シャワーもコインランドリーもあるので大きな問題は無いが、街から遠く近くにはまともに買い物できる商店が無いのが注意。ここから次のキャンプ地までの間にサロベツファームやサロベツベニソンがあるので鹿肉やソーセージを買いました。

・中川町森林公園キャンプ場

無料。高床式のログハウスもあってそこも無料になっています。雨の時などは重宝しそうですが、たぶん主みたいな人がずっといるんじゃないですかね(笑)。サイトは一見広いですが傾斜している所が多く、またサイトに直接自転車やバイクを降ろせる道路がありません。温泉は近くに「ぽんぴら温泉」、市街地にセイコーマートあり。

・美深町森林公園びふかアイランドキャンプ場

300円。道の駅・温泉と併設。ホームページに記載が無いが30連泊で半額というとんでもない設定があり、超長期滞在している人が多く混んでいます。安くて便利は便利なので混雑が気にならないなら。

・士別市つくも水郷公園キャンプ場

無料。温泉は少し遠いが市街地のはずれに「美し乃湯温泉」。セイコーマート近い。学生の合宿が多い街らしいです。大学の自転車部の大集団がいました。

・旭川市西神楽公園キャンプ場

無料。旭川市の南のはずれにあるので富良野方面への拠点。ローソンが近い。設備は最低限で温泉も遠い。サイトが凄く傾斜しているので、なるべく平坦な場所を確保するのと、ホタルを保護している川があって蚊や虫が多いので要対策。

・美瑛市国設白金野営場

400円。ダラダラ坂を結構な距離登った白金温泉郷にあります。途中に有名な「青い池」あり。日帰り温泉が5,6か所あるので好きな所に入れる。サイトはかなり広い。コインランドリーが無く温泉町にはまともな商店が無いのが注意。硬派なキャンプ場。

・上富良野町日の出公園オートキャンプ場

500円。温泉が近くコンビニ、ドラッグストアやホームセンターもあって立地的には文句なし。オートキャンプ場だけあって設備も完全。

・富良野市山部自然公園太陽の里キャンプ場

無料。この辺から本格的に山の中。熊出没注意。ふもとにセイコーマートあり。広い敷地内に川が流れていて宿泊施設で食事も出来るようです。シャワーや温泉なし。

・占冠村ニニウキャンプ場

800円。とんでもない山奥にあり、アクセスする道路のうち2か所、かなりの長さ未舗装部分があります。2016年の台風で夕張方面へ抜ける道路が通行止めになったまま復旧していません。山奥なのに近くに高速道路が通っていて大型車の走行音がうるさいので、なるべく道路から離れた場所にテント設営した方が良いです。シャワーが無いのが非常に困る。最寄りの温泉はクルマでも遠いです。近くに川があり川遊びができますが、沢に降りると熊に遭遇する可能性があるという。しかし受付でWi-Fiが使えました(笑)

・平取町ファミリーランドオートキャンプ場

500円。温泉併設。温泉と近くのアイヌ博物館などへ行く予定なら共通券を買うと少しお得になります。

 

↑ 札幌で某番組のステッカーを入手しました。

これだけキャンプ場が安くて数があるのは北海道ぐらいでしょうね。北海道以外の地域ではオートキャンプと名の付くキャンプ場は高いですし……

今回はエリア的には道央・道北が中心ですが、道東はもっとレベルが高いと聞くので来年が今から楽しみです。

53日間(北海道滞在は47日間)の自転車旅で実際にかかった費用はいくらか。

まずは間違いの無いカンタンな所から。

・交通費

これはカンタンで、舞鶴~小樽間のフェリー代金往復と、稚内~利尻島~礼文島~稚内のフェリー代金のみです。
舞鶴小樽往復が個室利用で43820円。


・宿泊費

通常は交通費と並んで数字が大きくなる項目。47泊の内訳は有料・無料のキャンプ場でのテント泊が40日、テント場以外でのテント泊(野宿)が3日、24時間営業の健康ランドの宿泊が3日、これに最終日のフェリーを足して47泊。

最終日を除く46泊で合計金額は20110円でした。安っ!

無料の日が17日もあり、有料キャンプ場も大半が500円前後で1000円を超えるキャンプ場は無く、健康ランドも一泊2000円程度という事でこの結果になりました。

自分でもこの安さには驚きます。

・食費

おそらく一番かかっているのがこの食費。北海道ローカルのコンビニであるセイコーマートで使った金額が4万5千円である事は分かっています。カセットガスや蚊取り線香など食料品以外の買い物もあるので、食費はもっと少ない。しかしウニやイクラなどの高級な食事もしたので、食費は結構かかってるはずです。

ただ交通費と宿泊費を抑えているのでその分気持ちよく食事におカネをかける事ができました。自転車旅の場合は食費はガソリン代でもありますし体調を崩してしまうと何にもなりません。

・風呂代、洗濯代

地味に大きいのがこの項目です。日帰り温泉はほぼ毎日入っているし、コインランドリーは洗濯乾燥で安くても500円はかかります。3万円は行っていないと思いますがどうでしょう。

後は娯楽費と雑費、おみやげ代などになりますが全て合計して20万円を超えるぐらいでしょうか。25万円は超えていないと思います。2か月近く旅行してこれなら、旅費というよりあまり普段の生活費と変わっていませんね。

参考記事:自転車での四国遍路にいくらかかったのか、費用まとめ

似たような長期旅行である四国遍路では、ある程度信頼できるアンケートによると1日あたり1万円で計算する人が多いようです。50日間の旅行で50万円になる訳で、それからすると観光やグルメを楽しんでも半額程度で納まっていますね。